東京都手をつなぐ育成会 60周年記念誌

育成会 60周年記念誌


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2親の会の活動支部長会・支部ブロック会社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会理事東京都手をつなぐ親の会副会長立原麻里子有する場にもなっています。10年前は港区にある東京都障害者福祉会館で開催していましたが、育成会本部事務局の移転に伴い、事務局の会議室で行われるようになりました。新型コロナウイルス感染症対策で参集することが難しくなったものの、事務局の協力を得てオンラインで開催できるようになり、それまで午前10時に新宿まで来ることが難しかった地域でも出席が可能となりました。今後は、会議室とオンラインのどちらでも参加できるハイブリッド開催で、親の会同士のつながりがさらに深まることが期待されます。●●支部ブロック会東京都親の会は地域のブロックに分かれており、近隣の親の会同士での情報共有や親睦を深めるためにブロック会を開催してきました。都育成会で親の会活動のあり方を検討する中、地域の親の会との連携を密にするために、平成24年度から各地域でのブロック会に加えて、支部ブロック会を開催するようになりました。支部長会でのブロックごとの意見交換会に始まり、平成25年度からは、毎年11月に都親の会役員も参加する支部ブロック会を開催しています。第一から第五の地域ブロックに加え、第六ブロックとして地域の親の会以外の支部(入所施設の保護者会等)と教育部会の計7回、その時々のテーマやそれぞれの課題について話し合う貴重な機会となっています。各ブロックの地域第一ブロック第二ブロック第三ブロック第四ブロック第五ブロック新宿区、文京区、台東区、北区、荒川区港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区中野区、杉並区、豊島区、板橋区、練馬区中央区、墨田区、江東区、足立区、飾区、江戸川区市部、島嶼部●●支部長会とは東京都手をつなぐ育成会(親の会)は、都内の親の会の連合体として発足し、現在に至ります。その成り立ちから、親の会同士の連携を深め、つながりを大切にする場として、また、東京都育成会からの情報提供と親の会相互の情報交換の場として、支部長会があります。都内の親の会を支部として、それぞれの親の会の代表者が支部長会に出席しています。●●開催スケジュール支部長会は、新年度スタートの4月から、5月、9月、12月、2月、3月の年6回開催しています。支部長会のない6月は東京都の施策・予算に対する対話集会、7月は東京都育成会大会、8月は夏休みで、10月は大研修会、11月は支部ブロック会、1月は新年会というように、1年を通じてほぼ毎月会議や行事があります。●●議題毎回共通の議題としては、全国手をつなぐ育成会連合会(全育連)、東京都親の会と教育部会からの活動報告、各支部からと事務局からのお知らせがあります。全育連からは、国の障害福祉施策の動向やそれに対する活動(審議会等への参画や要望等)、障害者に関わる事件等に対して発した声明や意見、全国各地で発生した災害時の支援、障害者向けの団体保険について等、多岐にわたる活動についての報告や情報が提供されています。また、国の予算や施策について、全育連の役員の方から詳細な説明をいただく機会を設けています。東京都親の会からは、要望書作成のためのアンケートや企画委員推薦のお願い、対話集会や大研修会等の行事の周知や報告、教育部会からの活動報告、事務局からの連絡事項等をお知らせするとともに、都議会・都知事ヒアリングの内容等、都の障害者施策の動きについてもできるだけ詳しくお知らせしています。例年2月には、東京都の担当者に次年度予算について説明していただき、各自治体への要望等に活かせるよう、情報共有に努めています。また、各支部からのお知らせでは、地域での講演会や研修会等の情報提供はもちろんのこと、地域での困りごとに他の地域ではどう対応しているかなど、相互に知恵を出し合い、共038


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