東京都手をつなぐ育成会 60周年記念誌

育成会 60周年記念誌


>> P.21

活動報告墨田区手をつなぐ親の会会長庄司道子墨田区手をつなぐ親の会は10年前と同様に親の会活動、福祉喫茶事業の「カフェレストランそれいゆさんさん」の運営、余暇活動事業のスクエアダンス「ダンスさんさん」の活動を継続してきました。親の会活動は総会から始まりバスハイク等、親睦を図るための行事を実施していましたが、令和2年のコロナ禍に伴い親の会の行事、墨田区主催の行事もすべて中止となり会員の皆様とお会いすることができなくなりました。「カフェレストランそれいゆさんさん」の運営は令和2年の4月と5月に休業し売上は前年度の30%までに落ち込みました。来客数が増えてきたと思うと緊急事態宣言が発令されて来客数が減少する、この繰り返しでした。それでも3名の利用者を守りながらスタッフ一同一丸となって頑張った結果、ぎりぎりでしたが赤字にならずにすみました。お客様の検温・手指消毒、もちろん利用者、スタッフの体調管理も注意しつつ店内の座席数を通常の半分の28席に減らし、すべてのテーブルにアクリル板を設置しました。まだまだ、コロナ感染症により先が見えない状態ですが、感染防止対策を講じて営業を続けたいと思います。「ダンスさんさん」は月2回の練習の成果を「墨田区障害者スポーツレクリエーション大会」で披露させていただいておりましたが、こちらも約2年間練習は自粛中で「墨田区障害者スポーツレクリエーション大会」も中止となっています。どのような状況でも、手をつなぐ親の会の役割である会員皆様の要望や困りごとを吸い上げて行政に訴えていくパイプ役として、使命感をもって今後も取り組んでいきたいと思います。活動報告江東区手をつなぐ親の会1958昭和33)年に親の会活動が始まり64年目を迎えました。江東区の障害者手帳所持者は、2020令和2)年には、23,945人で区人口の4.5%を占めています。会員数は、2021令和3)年末時点で500名弱となっています。親の高齢化が進み年々減少傾向にあり、課題とする若年層の会員増を図るため色々な取り組みを企画し実施しています。親の会最大のイベントとして、2001平成13)年にスタートした「ドリームパーティー」お祭り)を区内福祉施設が法人の垣根を越えて、近隣の小学校を借り参加施設の自主製品販売や、施設PRを兼ねたパフォーマンスの数々と、地域サークル団体のダンスなどで、普段会えない就労仲間との交流を図る貴重なイベントを18年間続けてまいりましたが、諸般の事情等により残念ながら18回で終わることになりました。又、施設職員と親の会の交流も重視し、1988(昭和63)年から区内福祉施設の職員が一堂に集まり勉強会を兼ね、区内福祉施設合同職員会議を職員交流の場、スキルアップを図る場として年2回開催しています。江東区障害福祉部の皆さんも参加され、近年は200名以上の参加者で有意義な情報交換が出来ましたが、コロナ禍の関係から中止をしています。若い世代の会員勧誘も含め、2020令和2)年に児童発達支援事業所の利用保護者と懇談会を実施し、子育ての悩みや就学に対しての相談に先輩方の心強いアドバイスや将来展望も含め貴重な情報交換の場となっています。一昨年は、パラリンピックの開催に合わせ、障害者参加イベント「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」が行われ親の会も参加しました。施設利用者が描いた絵馬を飾り付け、障害者の理解を得る一助となれたことと思います。今年も10月に開催予定です。是非見に来てください。スマイルフェスティバルダンスさんさんカフェレストランそれいゆさんさん会長会田久雄第14回ドリームパーティー021


<< | < | > | >>