東京都手をつなぐ育成会 60周年記念誌

育成会 60周年記念誌


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2親の会の活動部会活動「施策部会」施策部会長小矢野和子施策部会は、平成29(2017)年度に発足しました。東京都及び国の施策の問題を考え、毎年、各支部から上がる要望を一つずつ皆で話し合いながら、東京都・都議会への予算要望をまとめ上げる活動を行っています。この活動は、施策部会の発足前から、各支部を代表する親理事の方々により、行われていました。「これは国よね。」「これは各自治体よね。」「東京都にはどのように伝えようか。」等々、コロナ禍前には、育成会の事務局に集まって、役員・企画委員の方々と、対面で意見交換を行い、何日もかけて予算要望書を作成していました。コロナ禍後は、対面では集まれなくても、佐々木会長の指揮のもと、メールやオンライン会議(Zoom等)で意見交換を行い、コロナ禍前と同じように、東京都手をつなぐ親の会として一つの要望書を作り上げています。年に一度の対話集会に向けたこの作業は、各支部の情報や自分の地域に足りないことを知り、目指すべき方向性を考える、とても有意義な機会です。東京都や国の施策だけではなく、各地域に働きかけなければならないことが、たくさんあります。自分の住んでいる地域を良くするためには、各支部の親の会が行政に働きかけなければなりません。一人一人の力は小さいけれど、地域の親の会、そして東京都手をつなぐ育成会、全国手をつなぐ育成会連合会の上部組織があるから、私たち一人一人の声が、要望として行政に届けられ、国の法整備に関する提言などにもつながるのです。障害のあるすべての人が安心して暮らせる共生社会を実現するために、皆さんと共に活動していきたいと思います。諸先輩が築き上げて来られた功績を、しっかりと引継ぎ、次世代の方に、バトンを渡せるよう、これからも活動して参ります。東京都対話集会東京労働局交渉048


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