東京都手をつなぐ育成会 60周年記念誌

育成会 60周年記念誌


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2親の会の活動部会活動「教育部会」教育部会長川村智美た。オンラインで部会を開催することにより、移動時間がなくなり、多くの委員が参加できるようになりました。また、学習会もオンデマンド配信により、多くの方々に学びを届けることができるようになりました。よかったことは今後も続けていき、また皆で会える日も待ち遠しいです。これからも助け合い、帰属意識の持てるあたたかいつながりを大切にしながら、60年続くこの会を次の世代へとつなげます。教育部会は、年4〜5回教育部会を開催し、それぞれの支部の委員が集まり情報を交換します。毎年、東京都教育庁の方との懇談会があり、特別支援教育の動向について教えていただきます。施策・予算に対する要望を各支部から聞きとり、まとめることが大きな活動で、その後対話集会が行われます。講師の先生をお招きして、教育や福祉について学ぶ学習会の機会もあり知識を深めています。この10年間を振り返ると「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が成立し、義務としての合理的配慮の提供が求められるようになりました。しかし、知的・発達障害児者の困りごとは見えづらいだけに、どのように事前の準備をし、どのように関わったらよいのかなど、まだまだ分かりづらいことが多くあります。混乱してパニックを起こしている姿を、本人のSOSとして捉えてくれる人がどのくらいいるだろうか?知的・発達障害のある人が生きづらさを感じないよう、これからも理解啓発を進めていく必要がありますが、着実に、一歩一歩前に進んでいると感じます。支援のあり方を多くの人に理解していただけるよう、私たちも周囲に関心を持ち、対話を重ねていく必要があります。コロナ禍により、教育部会の活動にも変化がありまし2017(平成29)年6月23日対話集会(第2分科会)2017(平成29)年12月1日研修会2018(平成30)年6月22日対話集会050


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