東京都手をつなぐ育成会 60周年記念誌

育成会 60周年記念誌


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部会活動「本人活動支援部会」本人活動支援部会長宮澤百合子本人活動支援部会は、平成29年に親の会に部会活動が設置された時に活動が始まりました。それまでは担当の理事の方々が担っていました。ゆうあい会や本人交流会などの本人活動の活性化、そして支部において本人活動を始める場合などの親の会としての支援の窓口となっています。ゆうあい会は発足、28年の歴史がありますが、国や都への要望の提出や、親睦を図る活動を、自分たちで考え、意見を出し合いながら進めています。そこには支援者として育成会の担当職員の方たちがいて、絶妙な距離を保ちながら活動をサポートしてくださっています。こちらの考える意見を押し付けるのではなく、本人たちの意見をくみ取り、調整していくこと、これが本人活動を行う上で大切なことと感じます。地域での本人活動がうまくいかないところは、この支援の形が整わない故にではないでしょうか。担当職員の方々が、通常業務もありながら本人たちのために支援してくださっている姿には、本当に頭が下がります。そして、正に社会的ミッションを背負う育成会の力とも言えます。新型コロナウイルスの影響で、この2年余り、ゆうあい会の活動もできない状況です。昨年11月には今後のことも見据え、初のオンラインによるゆうあい会三役会を育成会本部で練習を兼ねて体験しました。また、12月に1年10か月ぶりに同じく運営委員会を開催することができましたが、皆さん、久しぶりの再会をとても喜んでいました。メンバーの固定化や、世代間の考えの違いなど、ゆうあい会の活動の中での課題もあります。新たな会員募集のために、酒井会長は「各支部の総会に呼んでください!」とおっしゃっています。新型コロナウイルス感染が収束し、交流会やバスハイク、サークル活動ができるよう願っています。今後も、本人の意思を尊重し、本人たちが主体的に活動できるよう、親の会としてできる限りお手伝いをしていきたいと思います。交流会のプログラム交流会のプログラム支援者向け説明会051


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